2012年5月4日

ミミズの話

見浦牧場の堆肥の中にはミミズがたくさんいます。
これはシマミミズという品種で、お父さんやお兄さんが魚釣りに使うミミズです。
このほかに、もっと大きなミミズ、普通の土の中に住んでいるものや、ヤマミミズといって30センチにもなる大きなミミズもいます。

ミミズは土の中の堆肥などが餌です。端っこに口があって反対側にお尻があります。口から食べた堆肥はお尻から土になってでてきます。出てきた土はお花や野菜の最高のご馳走なので、ミミズのいる土では植物がよくできます。

ミミズのいない畑では土が固くて小さな草や花しかできません。でも1つだけ都合の悪いことがあります。モグラです。
モグラはミミズが大好物、トンネルを掘って畑の中に入ります。トンネルを掘られたらつぶしてください。それでもだめならおじいさんに頼んでモグラ取りで捕まえてもらってください。

堆肥を入れるとミミズが増えます。そしてミミズが作った土が増えて、お花や野菜がよくできるようになります。土の中に堆肥がなくなるとミミズは死んで土になります。いい土をつくるミミズがいなくなると、お花や野菜ができなくなります。ですから毎年堆肥を入れてやると、土はどんどんよくなります。

ミミズは気味の悪い生き物ではなくて、大切な仕事をしている生き物です。
大事にしてやってください。

2011.5.22 見浦牧場

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